「実は、近々離婚を考えてる…」というママもいると思うけど、早まるのはちょっと待って!
自分の感情を優先して、家を飛び出しちゃったり、旦那さんに一方的に離婚を言い渡すのはキケンだよ💦
なぜかと言うと、焦って離婚したママは、こんな後悔をしてる人が多いからなの😓
- 後から慰謝料を請求できるってわかった
- 弁護士を入れなかったから、離婚が長引いた
- 無理矢理、親権を奪われてしまった… など
でも、「配偶者のDVのせいで、逃げるように離婚するしかなかった」「旦那さんと連絡がつかなくなってしまった」など、はじめから話し合えないケースも珍しくないよね。
もし、「取り決めができなくて不平等になってしまいそう」と思った場合は、早い段階で弁護士に相談した方がいいよ😊
今回は、ママが不利にならないよう離婚するために「絶対にやるべきでないこと」と「やるべきこと」について解説していくね✨
離婚する前にしちゃいけないこと
不倫をする
今すぐ離婚したいと考えるくらい夫婦関係がうまく行ってないとしても、離婚する前に別の男性と関係を持ってしまうことは絶対にやめておいてね!
「不倫」は法的な離婚理由になってしまうから、あなたの立場が悪くなってしまい、逆に慰謝料を請求されてしまうの💦もし、旦那さん側が不倫しているようなら慰謝料を請求することができるし、離婚をこちら側に有利に進められるよ!
「旦那さんの浮気が怪しい…」と感じたら、できるだけ早く離婚相談所に連絡して、証拠を揃えておいた方がいいね✨
離婚宣告を突きつける
どれだけ離婚したくても、旦那さんが離婚に反対していたとしたら「短期間で離婚しよう」と強引に進めるのは避けた方がいいよ!
旦那さん側に、明らかな落ち度(DVや不倫など)がない場合、無理やり離婚しようとすることで相手の気持ちが頑固になってしまい、離婚やその他の離婚条件がスムーズに進まなくなってしまうことがあるの😓
円満離婚や大ごとにせず離婚したいときは、長丁場になることを覚悟したうえで慎重に話し合っていこうね✨DVを受けているなど、なるべく短期で解決したいママは、弁護士を通すことも考えてみてね!
自分の財産を開示する
離婚するにあたって、財産分与や慰謝料の話し合いをするときには、お互いの財産を明らかにする必要があるよ。でも、こちらから先に無防備な状況で財産を明らかにしてしまうと、相手に離婚のペースを握られてしまう恐れがあるの💦
旦那さんのタイプによっては、離婚に対してお金にかなりシビアになってしまう人いるから、安易に貯金額などを教えないように注意すべきだよ!
離婚する前にするべきこと
離婚したい理由をハッキリさせる
離婚は、結婚したときと同じように、お互いが合意すれば成立するもの。だけど、旦那さんが離婚に合意しなかった場合は、離婚をめぐって争うことになってしまうよ😫
しかも、裁判ともなれば「民法770条1項」で定められている特定の理由がなければ、離婚することはできないの💧
- 不貞行為(770条1項1号)
配偶者が、あなた以外の人と自由な意思に基づいて性的な関係を結んだとき。 - 悪意の遺棄(770条1項2号)
配偶者があなたに生活費を払わない、配偶者が勝手に別居してしまった、など、婚姻生活を送るにあたっての同居・協力・扶養義務を行わないとき。 - 3年間の生死不明(770条1項3号)
配偶者と3年以上連絡が取れず、生死すらわからないとき。(配偶者の親族が行方を知っている、など生存がわかっているときは当たらない) - 強度の精神病となり回復の見込みがない(770条1項4号)
重度の精神疾患により、あなたを認識できない、会話が成立しないなど、婚姻の本質ともいうべき相互協力義務、とくに精神的生活に対する協力義務を十分に果たせない状況から回復しないことが明確なとき。 - その他婚姻を継続しがたい重大な事由(770条1項5号)
婚姻関係が破綻して婚姻の本質に応じた共同生活の回復の見込みがないと認められるとき。具体例として、DV、モラルハラスメント、過度な浪費、借金、過度な宗教活動などが挙げられるよ。(ただし、これらの事情が存在するからといって、770条1項5号に必ずあてあまるというわけではない)
参考:離婚弁護士ALG
上記5つの離婚が認められる条件は、「法定離婚事由」と呼ばれているもの。これらのうち少なくとも1つが当てはまる場合のみ、裁判所は「あなたが申し出た離婚を認める」ということになるよ!
ただし、あなた自身が法定離婚事由に当てはまる行為をした「有責配偶者」で、旦那さんには法定離婚事由が存在しない場合には、あなたが希望した離婚は認められないよ💦(一定の条件を充たす場合には、有責配偶者からの離婚請求が認められることがある)
また、双方が有責配偶者の場合には、責任の割合によって判断が分かれることになるよ!
請求できるお金・相手の資産を調べておく
離婚するときには、お金や資産、あなたが今置かれている状況によって、援助などを受けることができるよ✨何をどれぐらい受け取れるのかは、各家庭の状況によって異なってくるもの。
その内容を把握するために、以下の項目についてリストアップしておこうね!
- 婚姻費用
離婚する前に生活費を受け取っていないときや、話し合いによって離婚を前提とした別居をすることになったときには、相手に生活費を請求することができる場合があるよ。
具体的な金額は、家庭裁判所でも活用されている基準(算定表)に基づいて決まることが多いけど、基本的にはあなたの収入よりも配偶者の収入の方が多い場合には認められる可能性が高くなるの!だから、忘れずに請求してね。 - 財産分与
婚姻中、夫婦が協力して築いた財産は、ふたりの「共有財産」になるよ。もし、あなたが専業主婦であったとしても、あなたが家事をしていたからこそ配偶者が仕事に専念してお金を稼ぐことができたとして、あなたと共に築いた財産であるとみなされるの。
共有財産は、離婚に伴い清算することになるよ。婚姻後に建てた家などの不動産も対象。必ずリストアップして計算しておくようにしてね!ただし、婚姻後に契約したローンなどの借金も財産分与対象となるので、注意が必要なの。
それぞれが独身のときに貯めた貯金や、相続で受け取った不動産やお金などは、特有財産となる場合には財産分与の対象にはならないよ。 - 慰謝料
「法定離婚事由」に当てはまる行為を相手がしていたときは、慰謝料を請求できる場合があるよ。反対に、あなたが法定離婚事由に当てはまる行為をしていた場合には、慰謝料を支払う側になってしまうの。
慰謝料を請求できる典型例として、不倫や暴力が挙げられるよね。よく、「慰謝料は男性が支払うもの」と勘違いをしている人がいるけど、男女問わず慰謝料を支払う義務を負う可能性はあるから注意してね! - 養育費
あなたに子どもがいて、あなたが親権者となる場合には、相手から養育費を受け取ることができるよ。養育費は、子どもが社会人として独立できるまでに必要とされる子どものためのお金のこと。
子どもの教育計画を明確にして、「何のためにいくら必要なのか」を説明できるようにしておこうね。養育費の額については、婚姻費用と同様に算定表に基づいて決まることが多いよ。あなたが相手に親権を譲る場合は、たとえあなたが女性であっても養育費を支払う側になる可能性があるから注意してね! - 助成金など
離婚後、あなたがひとり親家庭になったり、安定した所得を得られない可能性がある場合は、市区町村による扶助や助成金を得られることがあるよ。助成される金額やサービスは市区町村によって差があるから、離婚後の居住地となる自治体のホームページなどで確認しておこうね!
参考:オーセンス
必要書類の収集
離婚を申し立てても拒否されたり、条件がかみ合わずに話し合いがスムーズに進まなくなる夫婦は多いみたい💦あなたが提示する離婚の条件に対して、旦那さんを納得させるには、さまざまな必要書類を用意すべきだよ!
この書類は、離婚の請求に必要なのはもちろん、慰謝料や財産分与、婚姻費用分担請求、養育費の請求など、さまざまなシーンで使うことになるもの。
集めておくべきものとしては、以下を参考にしてね!
- 浮気、DVなどがあればその証拠となる資料
(メールのやり取り、けがを負っている写真など) - 預貯金通帳(通帳のコピー)
- 所得を証明する書類(給与明細、確定申告書類など)
- 不動産登記簿
- 生命保険に関する書類
- 証券口座の明細
もし、相手が隠していて見せてくれないなどの理由で、共有財産に関する資料を集められないときは、早めに弁護士に相談しておいてね😊
離婚後の収支確認
離婚をする前に、離婚後の収支がどのくらいになるのか確認しておこう✨しっかり把握しておけば、財産分与や養育費の話し合いの際に「どのくらいお金を確保しておいた方がいいか」が明確になるからね!
シングルマザーが未就学児の子どもを一人で育てていく場合は、生活費だけでも最低13万円程度が必要だと言われてるよ😊その後、子どもが成長していくにしたがって、教育費や食費等の出費は増えていくよね。
子どもの数が増えれば、それだけ生活費や教育費の負担も大きくなるし、子どもが2人の場合は1カ月あたり約20万円、3人の場合は約25万円くらい必要になると思うよ!
【シングルマザーの1ヵ月分の生活費(子ども一人)】
内訳 | 費用 |
---|---|
家賃 | 5.0~8.0万 ※公営住宅の場合は2.0~3.0万で済むこともある |
水道光熱費 | 1.5~2.0万 |
食費 | 3.0万くらい |
交際費 | 1.0~2.0万 |
雑費 | 0.5~1.0万 |
通信費 | 1.5~2.0万 |
教育費 | 1.0~3.0万 ※公立の場合、高校生まで |
医療・保険料 | 0.5~1.0万円 |
生活費合計 | 13.0~15.0万円 |
突発的な事情により急な出費が必要となることも考えられるから、約17万円くらいの収入はあった方がいいと思うよ!
また、実家に戻れるか、引っ越すのかによっても離婚後に必要な費用は大きく変わってくるよね💦子供の就学状況なども踏まえたうえで、ちゃんと計算しておこう😊
住む場所の確保
離婚する前に、離婚後に住む場所を確保しておくことは重要だよ!とりあえず実家に戻るのであれば、実家の親に説明もしなくちゃいけないよね💦
また、夫婦で購入した家や今住んでいる場所に継続して住みたい場合、名義が誰なのか、今後ローンの返済をするのかなどを確認しておこう。
別の地域に引っ越すときは、子どもの転校手続きも必要になるよね。その際に、子どもには離婚して転校することをしっかり説明することになるよ😊
子どもが何も知らないまま、学校を変えてしまったり、突然別居してしまうことは避けようね。なぜかと言うと、子どもとの信頼関係に深い溝ができて、今後の成長にも深刻な影響を与えてしまう可能性が高くなるからだよ💧
「子どもだから、どうせわからない」と思うのではなく、家族の一員として接してあげてね!
経済的自立
離婚した後、ママが困ってしまいがちなことと言えば、やっぱり経済面だと思う💦とくに専業主婦だったママは、しばらく社会に出てないこともあって「再就職」や「パート採用」も厳しくなってしまうんだよね。
DVの被害に遭っていたとしても、経済面の不安から離婚をあきらめてしまう人も多いくらい、女性にとっては大きな問題😓
離婚を考えるようになって、最初に必要となるものに「別居費用」があるよね。離婚が成立するまでの間、現状住んでいる家で暮らし続けられればいいけど、話し合いの行方によっては、離婚が成立する前に別居をしなければならないケースもあるんだよ💦
別居するにあたっては、引っ越し費用や新たな賃貸借契約を結ぶための費用、当面の生活費が必要。そこで、別居費用だけでおよそ100万円かかると想定してあらかじめ確保しておけば、心に余裕が生まれるし、万が一のときも慌てなくて済むよね!
だから、離婚前に生活費をできる限り節約したり、旦那さんに内緒でもいいから副業で在宅ワークをしたりして、なるだけ多くのお金を蓄えておくことをおすすめするよ✨また、離婚前から時間と場所に縛られない自由な働き方で収入源を確保できていれば、離婚後に完全ワンオペ生活が始まったとしても困らないよね。ぜひ、離婚後の生活を見据えて仕事のことも考えておいてほしいと思います😊
離婚したいなら、やるべきことをやってから
つい頭に血がのぼってしまったりすると、すぐに家を飛び出したくなったり旦那さんと口もききたくなくなっちゃうよね💦でも、感情にまかせて突発的に行動しても、あなた自身や大切なお子さんが損をするだけなんだよ!
一刻も早く離婚したいときほど冷静になって、やるべきでないことは絶対にやらないようにしてね😊
今が一番つらい時期だと思うけど、そんなときこそ手に職をつけて、在宅ワークでも収入を得ることができるようになっていると後々苦労せずに済むよ✨きっと、「あのとき先を見据えて行動してよかった」と思うときが、必ず来るはず。
離婚をして第2の人生を幸せに歩むために、できることから準備していこう!